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2016年10月
2016/10/29
ディベートを振り返って
 ほぼ1ヶ月にわたって行ったディベートも全クラス終了しました。終了後、eポートフォリオ上の「ディベート振り返りアンケート」に回答し、自分のディベートを振り返って準備や本番はどうであったのか、ディベートに必要な力は何か、ディベートとつながりがあると思う教科・科目とその理由ついて考えました。アンケートの結果、準備をしていたつもりでも本番を経験してみて初めて準備が足りなかったと感じた人が多かったようです。その理由の多くが、自分たちの立場をより強く主張するためには、相手側の主張・反論を事前に想定し、両方の立場からもっと考察する必要があったということでした。また、説得力をもつためにはデータを活用する必要があったという意見もありました。さらに、準備をしていても、瞬時に主張することができなかったので、場慣れが必要だと意見も多数ありました。ディベートとつながりがある教科・科目として、テーマの土台となる知識を獲得するために、歴史や公民を挙げる人が多かったのを始め、論理的な主張と言語技術を学ぶためには現代文、情報の扱いを学ぶためには情報、論理的な証明やデータの扱いを学ぶためには数学といったように、各自が多くの教科・科目とのつながりを感じ、教科横断的な知識とスキルが必要であることを実感したようです。8〜9割の人が「勉強になった」と回答していましたが、多くのことを学び取る機会となりました。
 最後にeポートフォリオ上でクラスメートが行った相互評価シートを閲覧し、自己評価と他者評価の重なりや違いについて確認することで、振り返りの時間を終えました。
2016/10/17
インドネシア Global Mandiri 中学校 本校訪問
 インドネシアの Global Mandiri 中学校より11名の中学生と4名の先生方が学校訪問に来校されました。中学2, 3年生がバディとなって書道や授業体験をしてもらったり、昼食を一緒にとりながら休み時間を過ごしたりと、日常の生活を共に過ごすことで交流を楽しみました。午後は中学2年生の英語の交流授業や中学ESS部による歓迎会が開催されました。
 Global Mandiriの生徒は皆さん元気いっぱい。エネルギッシュで圧倒されそうな勢いでしたが、本校中学生が頼もしく思えるほど、大いに盛り上げてくれた交流の一日でした。中には信仰深い生徒さんが、決まった時間になるとお祈りの時間をとられ、その様子を見せて頂きながら、生徒達にとっては異文化を身近に感じる一日となったのではないでしょうか。
2016/10/15
ディベート本番
 与えられたテーマについて賛否両方の立場からリサーチした後、肯定側・否定側の割り振りが確定しました。自分たちの立場の主張を最終確認し、いざディベート本番へ。10月1日よりオープンしたラーニング・コモンズにて4週にわたりディベートを実施しています。またオーディエンスは肯定側・否定側の立論・質疑応答・最終弁論について10項目から評価をし、ジャッジを行いました。どのクラスも1回目の班はディベートそのものが初めてであったため苦戦していましたが、回数を経るにつれどの班も全体的に上達していきました。準備した論拠に基づいて主張する一方、相手の主張に応じて臨機応変に議論を立て直す過程を短時間のうちに行うことに難しさを感じながらも、それぞれ没頭して取り組んでいました。また、オーディエンスも他班のディベートを見ることで、ディベートで何が必要なのか客観的に捉えていました。実践する側・観る側のどちらに立っても、論理的な思考とそれを支える言語能力の必要性を強く感じたようです。
2016/10/01
第10回全日本高校模擬国連大会 出場決定
 2016年11月12・13日に国連大学で開催される「全日本高校模擬国連大会」に、ESS部高校2年生の2名が出場することに決定しました。以下の選考課題の英語課題には各々が、日本語課題には2人で協力して
取り組み、書類選考を通過して出場が決定しました。
・英語課題  「合意形成にあたって重要だと考えること」
・日本語課題 「安保理改革 日本の主張と日本と異なる立場をとる国の主張」
        「国連気候変動枠組条約〜パリ協定までの議論の流れ」
        「SDGs ターゲット13 気候変動への対応に関する日本の支援」
 本大会での議案は「サイバー空間」です。
 精一杯準備をして、大会に挑みますので応援よろしくお願いします。