月別バックナンバーに戻る

2018年07月
2018/07/31
ロンドンへ移動、UCLでの研修がスタート
 5日目はケンブリッジ大学からUniversity College Londonに移動し、引き続き研修を受けました。今年は明治維新から150年ということで、それに合わせた記念講演やレセプションが開催されました。別プログラムの「平成薩摩スチューデント」に選ばれた鹿児島の高校生15名も加わり、日英の高校生総勢90名で「若き薩摩1868年」(ノッティンガム大学アンドリュー・コビング博士)と「東と西の衝突、明治維新への発火点」(作家レズリー・ダウナー氏)の講演を聞きました。
 6日目はUCLツアーからスタート。UCLの創設者であるジェレミ・ベンサムのミイラ(残念なことにNYに出張中)や、長州ファイブと薩摩スチューデントの記念碑、夏目漱石が滞在した宿舎、経済学者のケインズの住居などを見学しました。その後は講義(ハンチントン病)を受け、午後からGrand Challengeに臨みました。Grand Challengeとは世界が直面する社会問題について議論し、1つの提案を出すプログラムで、この研修のメインの1つであります。今年のテーマはAging Society。高齢化に関する9つのトピックについて、日英の高校生がグループごとに議論を進めました。高校生からの提言は明後日のシンポジウムで発表します。
2018/07/31
セブ島スタディツアー4 英語漬けの1日
 7:39。始業1分前のベルが鳴ります。授業初日の緊張感からか、あるいは日頃から5分前行動に慣れている清教生ならではか、準備万端でその時を待ちました。18時に終業ベルが鳴るまで、束の間の休憩時間以外は授業に次ぐ授業。昼休みには4時間連続で授業を受けた疲れからか、やや前屈みで食堂にやって来た生徒も、夕食時には背筋をピンと伸ばし、やりきった満足感と、もれなく出てくる「楽しかった!」という言葉。何より満面の笑みが充実した時間を証明してくれました。中には「ずっとここで授業を受けたい!」と言う生徒も。ただ、楽しいだけではなく課題も見えてきました。「言いたいことが言えなかった」「グループレッスンで、他の国の人達に圧倒されて、自分だけ場違いに思えた」等。これこそ海外で学ぶ意義です。夜の自習時間に今日できなかったことを整理し、明日同じ状況が生じたらこう話そうとシミュレーションすることで学びを深めていければ、さらに実り多い研修になること間違いなしです。がんばれ、セブ島スタディーツアー1期生!
2018/07/30
ケンブリッジでの2日間
 3日目・4日目はケンブリッジ大学で過ごしました。せっかくのケンブリッジ観光でしたが、雨が降ったりやんだりする中、パンティング(ケム川の川下り)や町並みを楽しみました。ケンブリッジに向かう途中で、まもなくオープンする堂島酒蔵にも見学に行きました。大阪に酒蔵を持つ日本人とイギリス人杜氏がイギリスで日本酒の価値を正しく広めたいと事業を開始されるそうです。その想いと今後の展望についてお話を聞くことができました。
 31あるカレッジの1つであるRobinson Collegeが滞在先です。夕食後にMeet the Cambridgeということで、ケンブリッジ大学で学ぶ日本人若手研究者5名から話を聞きました。何のきっかけで、どうやってケンブリッジ大学で学ぶことになったのかについて語ってくださり、高校生へのメッセージをいただきました。5人に共通するメッセージは、「好きなことを見つけること」「自分がやりたいことに熱中すること」。ひたむきな想いが道を切り拓くきっかけになったことを示してくださいました。翌日はケンブリッジ大学の先生による講義(Superconductivity, Nanotechnology, Molecular Biology, History of International relations in East Asia, Robotics) を5つ受けました。途中、ケンブリッジ図書館で説明を受け、図書館が所蔵するアーネスト・サトウや葛飾北斎のコレクションを間近で見ることができました。夕食後は各学校に分かれてリフレクションを行いました。明日からロンドンのUCLへ移ります。その前に一度この研修を振り返りました。
2018/07/30
セブ島スタディツアー3 語学学校スタート
 「テスト」という言葉に過剰に反応してしまうのが高校生。明日からのレッスンのクラス分けのために、今日の午前中はひたすら四技能テストを受けました。TOEICタイプのテストは初めてなので、リスニングのスピードの速さと各スキルのテストの長さ、問題の多さに対応するのがやっとでした。夕刻受け取った結果は・・・?「やばい〜!」という声が会場中から響き渡りました。「それは現段階のスコアであって、これから1週間でどれ程成長できるかは自分次第。毎日4コマのマンツーマンを含む計8時間の授業と自学習とを経て、帰る頃に同じテストを受けたら、スコアの伸びは未知数だ」という話を聞く真剣な眼差しの中に、大きな期待と限りないやる気が見てとれました。
 夕食後には墓場で暮らす子供たちに対するボランティアの際に日本の子供たちがよくする遊びを教えてあげるべく、何をどんな風に伝えるかのシミュレーションをしました。実際の場面を想像しながら「こうしたら伝わるんちゃう?」「ジェスチャー入れよう!」とグループごとに相談。本番がますます楽しみになりました。
2018/07/29
セブ島スタディツアー2 アイランドホッピング
 今日のプログラムは唯一(?)のお楽しみ企画、アイランドホッピングです。バンカーボートに乗って沖へ出て、シュノーケリングスポットへ。ライフジャケットとゴーグルをつけて青い海へ入ると、水中にはたくさんの魚が見えました。日本では見たことがない美しい海を楽しんだ後は、船上でバーベキューをしたり、トロピカルフルーツを食べたり、と日本ではできない経験ができました。
 ところで、寮のあるセブ市内から船着き場までの道中には、道路脇にところ狭しと掘っ建て小屋が並んでいます。まるで、「富」の頂きまでの道を「貧」が覆っているような、なんとも言いがたい構造に感じられました。これも日本ではできない経験であり、来週末のボランティアの際には、再度、そしてさらに、貧富の差を感じることになるでしょう。
2018/07/28
今年も熱い夏を過ごします — UCL-Japan Youth Challenge 2018に参加 —  
 UCL-Japan Youth Challenge 2018がスタートしました。日本からは12校43名が集まり、清教からは4名が参加しています。
 7月27日(金)に無事にロンドンに着き、翌日28日(土)から研修が始まりました。まず初日はUniversity College London (UCL)の教授で、この研修の主催者である大沼先生からのレクチャー。UCLの成り立ちや明治維新以降の近代日本の政治・産業・教育にUCLが果たした役割について説明を聞きました。また、海外のアカデミックの分野における日本人のプレゼンスの低下や海外で学ぶことを意義についてもお話を伺いました。午後は英国人の高校生約30名が加わり、アイスブレーキングのゲームやスポーツを通して親睦を深めました。この10日間を通して、様々なプログラムに挑戦していきます!
2018/07/28
セブ島スタディツアー開幕
 第1回セブ島スタディツアーがついに始まりました。語学学校でのマンツーマンレッスンを中心とした英語レッスンに加え、現地の高校を訪問する学校交流、墓場で暮らす子供たちに対するボランティア、セブ島ならではのマリンアクティビティと盛りだくさんの内容になっています。応募者多数の中から選ばれた高1高2の25名が1学期間ミーティングを重ねて準備を進めてきました。関空では校長先生から激励の言葉をいただき、保護者の方々に見送られて旅立ちました。約4時間後にはオープンしたばかりのマクタン・セブ空港新ターミナルに降り立ち、フィリピン留学情報センターの担当者に出迎えられました。語学学校の寮までの移動中、車窓から見えるフィリピン・セブの町並みにザワザワする心の内。全てが新しく、明日からの様々な学びの前兆とも言える一日となりました。
2018/07/23
中学2年生特別授業「なぜ沖縄戦は避けられなかったのか」
 午前特別授業の7月20日と23日の2日間、今年度2月末の沖縄体験学習を見据え平和学習を行いました。PBL型(Problem Based Learning)という問題にもとづく学習方法で「なぜ沖縄戦は避けられなかったのか」というテーマのもと、まず沖縄戦に関するビデオを「村民」「アメリカ兵」「日本兵」「統計」というそれぞれの視点から鑑賞しました。学んだ知識・情報は各班に持ち帰って班内で対話を重ね、自分たちで答えを見出し、その答えを画用紙に工夫しながらまとめました。発表の時間は、全クラス自由に移動し複数班の発表を聴きました。この2日間で明確な答えのないテーマに対し、自分たちで考え話し合い、意見をまとめ発表することができました。また他者の意見に耳を傾け自分たちとは違う意見に触れることで、お互いの違いを認め合うという活動になったと思います。沖縄体験学習に向け69期は大きな一歩を踏み出しました。
2018/07/20
高2生 IPBL
 高2生にとって、2年目に入ったIPBL。7月18〜20日に実施されました。今回も1クラスが2つのグループに分かれ、自分たちで選んだテーマについて英語でのプレゼンテーションに挑戦しました。今後も様々なところで英語による発表が求められます。それに向けての準備として、実践練習の良い機会となりました。多くの高2生にとって、英語漬けの有意義な1日だったようです。ぜひ今回学んだ手法を今後に活かしていってほしいです。
2018/07/19
高1Global Lecture
 高校1年生(51期生)は、Global Lectureとして、7月19日(木) に朝日新聞大阪本社地域報道部に勤めておられる萩一晶様をお招きし講演をしていただきました。萩様は『ホセ・ムヒカ 日本人に伝えたい本当のメッセージ』を執筆された方で、南米の政治・社会事情や民主主義についてお話をしていただきました。その上で、「私たちが考える本当の幸せとは?」というテーマで各クラスでGroup Discussionを行いました。「幸せとは?」という究極の命題について、高校生が自分自身を見つめながら考えを深めていくことは、とても貴重な時間になったと思います。さらに、Global Studiesの授業でも学んでいるCritical Thinkingの手法を取り入れ、問題を多面的に考察し、今、自分ができることを具体的に考えてみました。最終的には世界を変えるための17の目標(SDGs)から一つ選び、「Original Happiness Poster」を作成しました。
 現代社会を生き抜いていくためには、知識のみならず世界中の人々と協力し、様々な問題を解決する力を身につけなければなりません。今、自分自身が高校生として視野を広げ、自らの進路開拓のために多くの情報を入手し成長するきっかけにしてもらいたいと願っています。
2018/07/19
グローバルイベント委員によるカーメルおもてなし
 日本に来たカーメル生に良い思い出を作ってもらおう!という想いを胸に、1ヶ月前から着々と準備を進めてきたグローバルイベント委員達。なかなか進まない企画に心が折れそうになりながらも、なんとかこの日を迎えました。A班はカーメル生とたこ焼きを作り、B班はディスカッションやゲームをして楽しみました。結果はどちらも大好評。カーメル生とグローバルイベント委員の間には終始笑顔しかありませんでした。苦労して企画した先に、国籍を超えて多くの笑顔が生まれ、本当にまぶしい高校生活の1ページが出来上がりました。グローバルイベント委員の皆お疲れ様でした!
2018/07/17
同志社大学グローバルコミュニケーション学部生によるGlobal Lecture
 同志社大学グローバルコミュニケーション学部生が高校生の為に「留学」を主題に講演してくれました。事前に生徒たちに「聞きたいことは?」とアンケートを取ってみたところ「グローバル時代における就職活動」「留学の先にあるもの」という2つが浮かび上がりました。設定が難しい講演テーマでしたが、その期待に十二分に応えてくれた同志社大学生。高校生が退屈しないように対話形式で自身の経験談や高校生へ送りたいメッセージを表してくれました。生徒からは「留学に行きたくなった」「大学生のキラキラした雰囲気に憧れた」「自分が身につけるべき能力が分かった」という声が聞かれ、自らの進路を開拓する一助となったようです。いつか逆の立場として人に何かを伝えられるように、と期待しています。
2018/07/14
カーメル生は剣道が強かった!
 学校間の交流で日本に来たカーメル生を中高剣道部企画のもとおもてなしをしました。剣道に関する基本事項を説明した後、剣道部員が実演。あまりの迫力にカーメル生も最初は驚いていましたが、徐々に興味を抱いてくれていた様子。その後はカーメル生に不慣れな英語ながらも必死に剣道を教え、交流を深めました。最後にカーメル生VS清教生で剣道対決をしましたが、カーメル生は強かった!!稽古の後にかき氷も食べて、日本を満喫してくれたことでしょう。
2018/07/13
高1IPBL(Intensive Project Based Learning)
 英語での課題研究に必要なスキルを身につけていくプログラムとして、2年前に始まったIPBL。クラスを半分に分けて、それぞれ別の外国人講師が担当します。少人数という恵まれた環境で、1〜4限まで連続で「英語漬け」となります。6年コースの生徒たちは、中2の3学期からIPBLを経験しているので、今回が5回目です。見学していた副校長先生からは「6年コース生は慣れていて、初めて会った外国人講師への適応も早い」と評価をいただきました。一方、3年コースの生徒たちは、今回が初めてのIPBLでした。学年主任の先生からは「初めてではあるが、みんな積極的に取り組んでいる」と評価をいただきました。「4時間連続の英語漬け」と聞いて不安に思っていた生徒たちからは「楽しかったー!」という声がたくさん聞こえてきました。今後は徐々にレベルを上げて、プレゼンテーションだけでなく、ディスカッションやディベート、クリティカルシンキング等のスキルを身につけていきます。
2018/07/10
中1グローバルレクチャー
 ユニクロ・GUの ファーストリテリングによる "届けよう、服のチカラ プロジェクト” が今年度も始まりました。回収場所・時期は例年と同じですが、過去の先輩の活動を発展させるべく、各クラスのホームルーム委員が回収の呼びかけを工夫する企画を練りました。
 ユニクロ店長さんによる出張講義を受けた後は、いよいよ全員が自分の手でこのプロジェクトに関われるようにというHR委員の企画です。呼びかけの際に渡す、折り紙の服で飾った栞メッセージを作成しました。服の持つ様々なチカラを感じることができた出張講義の後は、折り紙を折ったり、メッセージを書く手に力が入ります。
 3者懇談期間中に保護者の方々のご協力も頂いて、391着が回収できました。11月末までにたくさんの子ども服を回収できるようにユニクロ委員一同がんばります。
 引き続き、ご協力をどうかよろしくお願いします。